独自の世界観…テキスタイル(織物)博物館に行ってみた。
- 山下拓朗
- 2016年12月22日
- 読了時間: 3分
通称:ザンクト・ガレン織物博物館に行ってきた。
この繊維博物館というのは、
約170年に及ぶザンクト・ガレンでの織物・繊維産業の歴史を物語る貴重な製品に加え、アジア、アフリカ、アメリカなど世界各国から蒐集されたコレクション、地元で刺繍やレースを手がけていた会社が保管していた図案や見本集などが続々と寄贈され、今では、約3万点のコレクションを誇る世界的に有名な博物館となっています。
難しい内容は置いておいて、簡単に言うたら世界中の布が集まってきております。

古くからテキスタイル(織物)産業で栄えたザンクト・ガレンにこの博物館はあります。
美術館に着いてすぐ、右上の方に布がひっかかっておりました。
このデザイン…
さすが布の博物館…
そして、正面のドアから入っていきます。
ここで、なんと!
つい先日、紹介しているスイストラベルパスが効果を発揮します。

この電車乗り放題券を見せると、なんとこの博物館も無料になりました。
そしてもらったチケットをみて再度驚きます。

チケットも布でした…
これがまた、触り心地がええんですわ。
人生初の布チケットです。
そして、中に入っていくと
様々な国の布が展示されています。

中世ヨーロッパのドレスと、どんな顔していいかわかってないヤマシタです。

こういうような展示が2Fには沢山ありました。
そして、こういった布の展示だけではないんです。
上の階に行くと、まぁオシャレな図書館があるではないですか。

左右対称の図書館に、本は全て布に関するもの。
しかも、文字が書いてあるのかと思いきや・・・

こんな風に布のデザインが貼ってあるのです。
正直、こういう本が何十冊も置いてあり、これを見ているだけでも数時間たってしまいそうです。
普段着ている服って、こういう歴史があって作られて来たんだなぁと
布の移り変わりを見るのも楽しかったです。
また、同じ色の布をまとめて展示しているスペース。
これは、なんていうんでしょうか。
近代アートにありそうな、また不思議な世界観を発していました…

そんなこんなで、たのしんだヤマシタ。
1Fへ降りると、誰もおらず、とりあえず写真撮って終わりました。

ザンクトガレン地方に行った際はこの博物館にあるレースや刺繍産業の歴史を伝える膨大なコレクションは必見です。
聞いたところ、季節により
常にテーマを決めて意欲的な企画展を開催しておるそうで。
この美術館の誇る凝ったディスプレイにもぜひ注目してみて回ってみてください!